アトピー性皮膚炎(10年) 女性40代前半

2009-04-30

悩み

 10年前にアトピー性皮膚炎を発症。その後慢性化し、両腕・両足・肩まわりなどのかゆみに悩む。特に冬~春の季節に症状が悪化する。皮膚はカサカサと乾燥して、つやがない。かゆい部分に赤みや熱感はない。引っ掻き傷が残る。西洋薬のアレルギーの飲み薬とステロイドの塗り薬を症状が出たときに使用していた。その他、全身症状として、疲れやすい・手足が冷える・食後もたれやすい・便秘・肩こり・生理不順・鎮痛剤を服用するほどの生理痛が毎月ある・貧血の診断を受けたことがあるなど。

お薬

 慢性期のアトピーの治療には、皮膚炎症を除く対処だけでなく、体質改善のお薬も使います。血液を補い肌を潤して、かゆみを改善するお薬と、血液の流れの滞りを改善するお薬を併用。1ヶ月分 約1万3千円。

経過

 2週間後、 かゆみはかなり減った。時々ヒザの裏など皮膚の薄い部分がかゆい程度。便秘も改善してきた。今回の生理は周期も正常に近づき、生理痛も軽かった。「漢方は長く飲まないと効かないというイメージがあったので、こんなに早く効果を実感できるなんて意外でした。」と喜んでいただけました。

 1ヵ月後、 かゆみはほぼ無くなり、夜寝ている時に少しでる程度。肌がシットリしてきた感じがする。冬から春の時期は毎年疲れていたが、今回は疲れを感じなかった。手足の冷えも改善してきた。ただ、ここ2~3日便秘気味で、顔に吹き出物が少しでた。 同処方に、通便作用をもつ生薬を数日分加えて継続。

 1ヶ月半後、 便秘解消。吹き出物も少なくなったが、春の陽気のせいか乾燥が強くなると、顔がカサつき、からだのかゆみを少し感じる。生理の周期は正常になる。生理痛も楽になって鎮痛剤は必要なかった。同処方に、体に潤いを与える生薬や顔・頭部などの余分な熱を取り去るハーブ茶を加えるなど調整して継続。その後かゆみは落ち着き、現在も体質改善を継続中です。

メモ帳

 慢性期または安定期にあるアトピー性皮膚炎は、皮膚のカサカサ・ゴワゴワ、皮むけ、フケなどや、かゆみのために生じた引っ掻き傷もできています。つまり、皮膚表面にあるべきの皮脂膜を作る力が不足し、皮膚表面の外壁が無いので、 からだは過敏になります。

 この段階での治療の目的は、内臓機能などからだの状態を正常に整えて、外壁をうまく作れるようにすること。そのうえで過敏な体質を改善していきます。漢方薬としては、皮膚に栄養を与え、乾燥状態を改善する当帰飲子・婦宝当帰膠・八仙丸などがよく用いられます。

 また慢性期のアトピーには、カサカサタイプの他にも、ストレスタイプ、胃腸虚弱タイプ、冷えタイプなどもあります。タイプによって漢方薬も変わってきますので、専門の薬局・薬店でご相談下さい。

日野庄商店

日野庄商店店頭

新潟県燕市仲町2番34号
地図
電話 0256-62-2057
営業時間 午前9時~午後7時
定休日 日曜日

Copyright© 2007-2017 新潟県燕市の漢方薬局 日野庄商店(ひのしょうしょうてん)  All Rights Reserved.