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漢方について

秋からのカサカサ対策、髪や肌はからだの中から潤して

2022.09.16

こんにちは。日中は気温が高くなる日もありますが、朝晩は涼しく感じるようになりました。秋から冬は空気が乾燥する季節。髪のパサつきやカサカサ肌に悩んでいませんか?  髪も肌も体の一部です。例えると髪は大地に生えた植物、肌は木の皮のようなもの。植物は土からの栄養を根で吸収しないとカラカラになって枯れていきます。
鏡を見るパンダ
 漢方では、「髪は血の余り」・「肌は内臓の鏡」と言われます。栄養と潤いを運ぶ血液と体に有益な体液が十分にあって、スベスベ・つやつやに潤います。天然成分の保湿クリームやコンディショナーなど、外からのケアも大切ですが、体の中も考えましょう。 

①血液不足のタイプ

 貧血気味の人に多いです。肌の乾燥・肌にツヤがない・髪のパサつき・めまい・立ちくらみ・冷え症・動悸・不眠・生理の量が少ないなどがある人は、血液を増やして肌に栄養を十分に届けるようにしましょう。婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)がおススメです。

      婦宝当帰膠
    (ふほうとうきこう)

②潤い不足のタイプ

 貧血ではないけれど肌がカサカサしている人もいます。便秘気味・口や喉が渇きやすい・唇が乾燥・ ほてりやのぼせ・寝汗をかくなどがある人は、体内に栄養のある水分を補って肌に潤いを届けましょう。杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、八仙長寿丸(はっせんちょうじゅがん)などがおススメです。

      杞菊地黄丸
    (こぎくじおうがん)

 食材では、血液を作るニンジン・ほうれん草・レバー・ナツメ・クコの実や、潤いを補うゴマ・ヤマイモ・松の実・ユリ根・大豆製品・クルミ・ヤマイモなどを摂りましょう。また、夜更かし・ストレス・過労・無理なダイエットなどは体の血液や潤いを消耗するので避けるようにしましょう。

 「体の中からが大事なのは分かるけど、できればスキンケアも・・・」と言う方には、漢方生薬から作られた瑞花露(すいかろ)保湿クリームや、グミ科の植物の沙棘(サージ)を主成分としたモイスチャークリーム「セ・サージ」があります。皮膚のきめを整え、潤いを保ち、肌を乾燥から守ります。どちらもお子さんからお年寄りの方まで安心して使えるものでおススメです。

      セ・サージ

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