午前10時~午後6時30分 日曜・祝日定休

TEL.0256-62-2057

うれしい声

アトピー性皮膚炎の痒み 中学生(女子)

2007.07.02

悩み

 この春アトピーの痒みがひどくなり、お母さんと一緒に来店。首から背中の痒みが特に強い。生まれた頃からアトピー性皮膚炎と診断されている。お母さんの話しでは、これまでお子さんの食事などに注意して、出来るだけ自然に治すことを心がけてきたとのこと。(これは漢方の治療のおいて大切なことです。えらいお母さんです。)今回皮膚科で塗り薬を処方されたが、ステロイド剤に長期間頼ることは副作用の心配もあり避けたいと話される。皮膚を見ると全体的に乾燥・痒い部分は赤い斑状である。他に軟便。外食や飲食の不摂生で体調を壊しやすいなど。ただアトピーの肌にしては比較的きれいで症状も軽度でした。お母さんがお子さんの食事や生活のことに気をつけてきたことがよく分かります。

お薬

 先ず痒みの軽減に血液と肺の余分な熱を取る漢方薬1つを1か月分、皮膚のトラブルに用いられるハーブ茶1つを2週間分。弱い胃腸を丈夫にする漢方薬1つを2週間分。計3種類を内服。そしてアトピー肌のスキンケアに漢方の保湿クリームを出しました。また、お腹を冷す飲食を避けることをはじめ、注意すべき飲食と生活のアドバイスをする。

経過

 2週間後、再度来店。服用をはじめてから便の回数が一時的に増えたが、本人はいたって元気である。皮膚は赤みが消えて痒みも軽くなった。思ったよりも早く痒みがひき、皮膚の状態も良くなりとても喜んでいただきました。今度は3種類の同処方の量のバランスを変更して、再度2週間分。痒みが無くなり肌の状態が落ち着いたら、対処的な治療から体質を改善する根本治療を行なって皮膚のトラブルを繰り返さない丈夫な体にしましょうと説明し、経過観察中です。

こちらのコラムもオススメ