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漢方について

冷え症はダメですか?

2022.12.10

◆タイプ別の温活のススメ

手足が冷たい、身体が冷える…冷え症の方に冬本番の寒さはつらいですね。寒い時期は仕方がないと思われがちですが、冷え症は身体の状態を整えることでよくすることができるので諦めないで。

冷えは放っておくと不眠や頭痛、胃腸不調、関節痛といったさまざまな不調を招くだけでなく、免疫力の低下にもつながります。これからの時期、かぜやインフルエンザなどの感染症を予防するためにも、漢方の“温活”で冷えない身体づくりをしましょう

1.血液不足タイプ…慢性的な冷え

体内で熱を運んでいるのは血液。偏食や過労・心労、睡眠不足などで血液が不足すると身体を温める力が足りず冷えを招きがちになります。手足の冷えなどは、血液の量が少ないと身体のすみずみまで血液が行き渡らないので、末端の手足に熱が届かず冷えを生じるという仕組みです。女性は月経や出産など血液を消耗しやすいので注意が必要です。

慢性的な冷えに加え、以下の項目が当てはまる人は血液不足タイプです。血液を補い、冷えない身体に整えましょう。

□めまい・立ちくらみ  

□目が疲れやすい・ドライアイ

□乾燥肌

□髪がパサつく・抜け毛

□疲れやすく、気分が落ち込みやすい

□月経不順、月経量が少ない

漢方薬では、血液を補う「婦宝当帰膠」、「参茸補血丸」などがおすすめです。

     婦宝当帰膠 (ふほうとうきこう)

      参茸補血丸 (さんじょうほけつがん)

また、生活習慣の見直しも大切です。お腹が冷えると胃腸の働きが悪くなり、食べ物の栄養を取り込めず、血液に変えることが出来なくなります。お腹を冷やす飲食や服装は控え、温活を意識してみてください。

2.血行不良タイプ…痛み・しびれがある

体内で作られた熱は血液の流れによって全身に運ばれます。しかし、飲食の不摂生やストレス、不規則な生活などで血液がドロドロ血になると血流が悪化して熱が届きにくく、冷えやすい状態になります。冬は寒さで血管が収縮し、さらに血流が悪化しやすいので注意が必要です。

冷えとともに、以下の項目が当てはまる人は血行不良タイプです。血流を良くして、冷えない身体に整えましょう。

□しびれ、痛み(頭痛、関節痛、腹痛、生理痛など)

□血圧が高め

□唇や爪の色が暗い

※高脂血症、動脈硬化症、子宮筋腫、卵巣嚢腫の人も参考に

漢方薬では、血流を良くする「冠元顆粒」がおすすめです。

       冠元顆粒 (かんげんかりゅう)

漢方薬とともに、適度な運動、十分な睡眠、バランスの良い食事、生活習慣の改善など心がけて血流をスムーズに保ちましょう。

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