Q5.五行(ごぎょう)って何?…五行学説とは?

2014-04-18

 古代の中国では、生活を維持するに欠かせないものを、木(もく)・火(か)・土(ど)・金(こん)・水(すい)としました。これを「五材」といいそれぞれに特性があります。その特性をもとに、自然界の物質とその相互関係を表したものが五行学説です。

 五行の配当表で、自然界と人体の主なものを以下に表してみます。

五行 五季 五気 五色 五味 五臓 六腑 五体 五竅 五志 五華
酸味
苦味 小腸・三焦 脈管
長夏 湿 甘味 肌肉
辛味 大腸 皮毛 皮毛
鹹味 膀胱

 

 
 では五行の「木・火・土・金・水」の相互関係を少し紹介します。

[1]相生の関係

五行(ごぎょう)って何?・・・五行学説とは? まずは文字の並びの順に理解すると、「木は燃えたら火になる。火は燃えた後に土になる。土の中に金がある。金をとかすと水になる。水は木を養う。」という考えからの関係があります。

 右の図のように、木→火、火→土…と続く時計回りの矢印の関係を「相生」(そうせい)といい、お互いを促進する意味があり、矢印の手前のものが後のものを生み養う、母親と子どものような良い関係です。

[2]相克の関係

 次に、木→土、土→水…と続く星型の矢印の関係を相克(そうこく)と言います。「木は土に根を張り、土が流れるのを防ぎます。土は水をせき止めます。水は火を消します。火は金を溶かします。金は木を切ることができます。」という考えから、矢印の手前のものが後のものを抑制する関係です。抑制といっても無理に押さえ込むのではなく、子どもが暴走しないように、親が子に諭して生きすぎないように抑えるような関係です。

 この五行の相生・相克のバランスが崩れると、自然界では異常な気象の原因になったり、人体では肉体面や精神面での不調が現れて病気になったりします。この五行の配当では、同じグループに属するものは深い関係があると考えられています。例えば「木」のグループでは、酸味と肝があります。

 中医学では、「酸味」には収斂(しゅうれん;引き締める)作用があると考えます。梅干しを食べると酸っぱさから口元がすぼむようにキュッと引き締まる感じがすると思います。「肝」は血液を貯蔵する臓器ですが、この酸味の収斂作用は肝の血液を貯める働きを助けています。妊婦さんが酸っぱいものを欲しがるのも、妊娠のため普段よりも血液を必要とすることが考えられます。しかし、酸味を摂りすぎると引き締めすぎて血行が悪くなったりして体調を崩すことがあります。何事もほどほどが大事です。

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