Q3.中医学が西洋医学と違うところは何ですか?

2014-04-18

 中医学が西洋医学と違う特徴は3つあります。まず中医学は予防医学を得意とするということです。中医学では、病気ではないけれど心身の不調で健康とも言えない状態を、「未病」(みびょう)と言い、この未病を治療することです。

 例えば病院での検査では異常がないのに、気になる自覚症状や苦痛を感じる人もいます。検査に異常な数値が出ず「様子を見ましょう」と言われると何となく安心してしまう人は多いと思います。

 中医学では、こうした状態を病気に進みつつある段階、つまり未病と捉えて、検査で異常が出る本当の病気に進む前に治療します。未病を治療する中医学、これが予防医学を得意とすると言われるゆえんです。

 次に、中医学は身体全体を診る医学です。西洋医学の診断や検査では、肝機能の数値が良くない・胃に潰瘍があるなど臓器を局所的にみることが多いですが、中医学では、病気になったりバランスを崩した臓器だけをみるのではなく、身体の全体がどうなのか、さらに心の状態も含めた心身全ての状態をみることにあります。こうした全体のバランスを重視する考えは「全体観」とよばれます。そして、中医学は個人個人を診る医学です。

 中医学では、ある病気の予防や治療を誰にでも同じ方法をとるのでなく、個人個人を診断してその人にあった処方や治療をします。同じ病気や症状を訴える人でも、個々の体質・病因が異なる場合には、それぞれ個々に適した、異なる漢方薬・治療方法を用います。

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