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漢方について

更年期症状 女性40代後半

2012.04.25

悩み

 以前より、体の疲れ・冷え・目の疲れ・ドライアイ・頭痛・肩こり・イライラ・動悸など症状があったが、更年期の年齢に入ってから体の不調を強く感じるようになった。更に、やる気が出ない・足腰がだるい・冷えとともに手足のほてり・のぼせ・寝汗・むくみやすいなどの症状も加わるようになってきた。ここ1ヶ月、こうした症状がひどくなり、少しでも改善したいと来店。

お薬

顔がほてるパンダ ①女性ホルモンに関わる「腎」を潤し強化するお薬
 ②子宮と卵巣の若さを保つために、血液を補い 体を暖めるお薬
 ③自律神経系の「肝」に働き、情緒を安定させるお薬
 ④血行を改善するお薬

 以上4種類 1ヶ月分 約2万円

経過

イライラするパンダ お薬を服用してすぐ目がスッキリと楽になり、「こんなに早く効果が出て、ビックリしました!目に良いと言われたこの薬を飲むと本当に目が楽です」と喜んで頂きました。

 1ヵ月後、体の疲れ・頭痛・肩こり・イライラも改善してきた。ホットフラッシュのようなのぼせ・寝汗もなくなってきた。「お陰様でいろいろあった症状も少しずつ良くなってきました。今後も症状の改善と、予防のためにもお薬を続けたいと思います」と話され、その後も継続して服用中です。

メモ帳

 女性の一生は女性ホルモンの分泌量に大きく影響を受けています。40歳を過ぎて卵巣が老化して女性ホルモンのエストロゲンが減り始めると、脳の指令に卵巣が応えられなくなり、その結果、脳がパニックを起こして体温調節の働きや精神状態が不安定となり、自律神経失調のような不調が出てきます。このホルモンのアンバランスに慣れるまでの10年間が更年期です。

 中医学では、更年期症状が重くなるタイプは、子宮と卵巣の若さを保ち、ホルモンバランスの乱れを整え、気の巡りをよくして情緒を安定させることが必要と考えます。そのためにには、以下の3つの方法をよく使います。

 ①ホルモン系に関わる「腎」を補い、女性ホルモン低下のスピードを緩やかにする
 ②血液を補い体(子宮・骨盤)を暖め、子宮と卵巣の若さを保つ
 ③自律神経系に関わる「肝」の気の巡りをよくして、情緒を安定させる

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