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うれしい声

朝起き上がれず、朝食が作れない 女性30代

2007.07.23

悩み

 3人目のお子さんを出産した後、朝起きて家事をするのがつらく、家族の朝食を作れない日が多くなった。とにかく横になりたくて、子どもたちを学校へ送り出してからまた寝てしまう。最近は旦那さんから朝食を作ってもらい申し訳なく思う。家族の健康のために早く自分が朝食を作ってあげたい。元気がなくすぐ疲れる。お腹の内臓が下へ落ちている感じがする。立ちくらみなど。

お薬

 出産では、血液とともに漢方でいう「気」つまり体のエネルギーも消耗します。「気」の様々な働きの中の1つに、内臓などをあるべき位置に持ち上げて支えるという働きがあります。過労や出産などで気を消耗すると、立っているより座りたい、横になりたい・内臓の下垂感など支えられず下へ落ちていく症状を生じたりします。その他にも、気の消耗・不足は、脱肛・流産しやすい体質などにも大きく関わります。

 また、エネルギーが不足して体力が落ちて疲れやすくなったり、頭部に栄養が上がらないと立ちくらみを生じたりします。「気」、つまりエネルギーを生み、それを頭部など体の上部へ上昇させる作用をもつ「黄蓍」(おうぎ)や「升麻」(しょうま)などを含み、胃腸を強化して栄養を取り込みやすくする漢方薬を1か月分。

経過

 服用から1週間しないうちに電話があり、「朝、シャキッと起きれたのでビックリしました。ちゃんと朝ごはんを作れたし、もう一度寝ることも無くなりました。子どもたちも喜んでくれて、お母さん、このお薬だけはちゃんと飲んでね!と言われましたよ」と喜んでいただきました。

 また、夜もグッスリよく眠れますと話されました。このお薬は不眠症でよく使うものではありませんが、日中の生活が活発になり1日のメリハリがつくことで夜はよく眠れるということがあります。その後3ヶ月、体調に合わせて処方を変えて服用してもらいました。本人も元気になったので気になる症状があればまた来店しますと話されて、その後お薬は服用していません。子どもたちやご家族のためにも、養生して元気なお母さんでいて下さい。

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