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うれしい声

赤ちゃんが欲しい PCO(多嚢胞性卵巣) 女性30代前半

2012.12.13

悩み

 1年前に不妊治療を始める。排卵誘発剤・ホルモン剤を3周期使ったところ、 全身に湿疹・痒みを生じたので皮膚科を受診して不妊治療を休止した。現在も皮膚の痒みに悩まされる。赤ちゃんが欲しいので、皮膚症状を改善して、妊娠に向けた体作りをしたいと来店。
赤ちゃんを抱くパンダ
 ■医師からはPCO(多嚢胞性卵巣)の所見あり。
 ■1年前のホルモン数値の検査では、男性ホルモンが高い
 ・卵胞期の*LHが高い。
 ■基礎体温表で2相性はみられるものの、体温上昇が遅い。生理周期は45日以上と長い。
 *LH…黄体刺激ホルモン

 ■全身症状
 貧血・立ちくらみ・胃もたれしやすい・軟便気味・口内炎・ニキビ・緊張しやすい・ゲップやガスがよくでる・肩こり・頭痛・足腰が冷える・腰痛・むくみやすい

お薬

 ①胃腸の働きを整えるもの。
 ②当帰を主成分とした血液を補い、血行を改善するもの。
 ③卵巣機能・ホルモンバランスに関わる「腎」の働きを強化するもの
 ④かゆみの改善に、スベリヒユを用いたものなど。

 以上のものを中心に4~6種類のお薬を体調に合わせて服用。
 1ヶ月分の目安として、2万3千円~3万円。

経過

 1ヵ月後、肌の痒みが軽減、ニキビも少なくなった。軟便も改善。 生理前の腰の違和感が減った。 その後、生理前の痒みが残るものの、湿疹は少しずつ改善した。 生理周期が35日と正常に近づく月がでたが、2ヶ月は続かず50日以上かかる月が多い。

 6ヵ月後、生理周期31日~33日の月がはじめて2ヶ月続いた。基礎体温表もきれいな2相性になってきている。

 1年後、ホルモン数値の検査を受けてもらったところ、 男性ホルモンの数値が減って正常値に戻った。卵胞期のLH値も正常値に戻り、 *FSH値とのバランスも良くなった。
 *FSH…卵胞刺激ホルモン

 その1ヵ月後、「妊娠しました!」と連絡を受ける。

 現在、妊娠5週目。流産の予防に、安胎(あんたい)薬と呼ばれる妊娠を維持するための 漢方薬を中心に服用してもらいました。 また、赤ちゃんと母体へのミネラル・栄養補給に牡蠣肉エキスの食品も使って頂きました。

 その後、無事に元気な赤ちゃんを出産されました。出産では血液や体力を相当に消耗するので、産後すぐに血液を補う漢方薬などを服用してもらいました。また、母乳を作るには十分な血液が必要ですし、子育てでママのからだは相当に疲れますので、体調の維持のため引き続き漢方薬を服用して頂いています。

 先日赤ちゃんを連れて来店され、「お陰様で元気な赤ちゃんを授かりました。ありがとうございました!」と嬉しい言葉を頂きました。肌のとてもきれいな赤ちゃんで笑顔がとても可愛かったです。昔から元気な赤ちゃんは健康な母体からと言われますが、本当にその通りだと思います。おめでとうございました!

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